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亀甲牡丹 (Ariocarpus fissuratus)

出典: Wikimedia Commons

亀甲牡丹

上級者向け

Ariocarpus fissuratus

刺をもたず、亀の甲羅のように溝の刻まれた三角形の疣が花びら状に重なる扁平なサボテン。秋に頂部から桃紫色の花を咲かせる、牡丹類(アリオカルプス)の代表種。

栽培難易度
上級者向け
適正温度
5〜35℃
寿命
多年生。成熟まで10年以上かかるほど生長が遅い
サイズ
径10〜15cm・高さ1.5〜10cm(栽培下では径20cm前後になることも)
湿度
30〜50%
水やり・肥料
少なくてよい(植え替え時に緩効性の有機肥料を少量)

概要

亀甲牡丹(アリオカルプス・フィスラツス)は、米国テキサス州南西部からメキシコ北部(コアウイラ、チワワ、ドゥランゴ、ヌエボレオン、タマウリパス、サカテカス)にかけて、標高500〜1170mほどの石灰岩の平地や低い丘に分布するサボテンです。太い直根の上に、扁平〜半球形の体をつくり、高さ1.5〜10cm、径は10cm(まれに15cm)ほどになります。刺はなく、硬い表皮に覆われた三角〜菱形の疣がらせん状に重なり、疣の表面には刺座と腋をつなぐ深い溝が走ります。この凹凸が亀の甲羅に見えることが和名の由来で、日本では花びら状に疣を広げるアリオカルプス属を「牡丹類」と呼びます。溝から出る綿毛は初め麦わら色で、やがて灰色になります。花は10〜11月ごろ頂部に咲き、淡紫〜桃赤色で径2.5〜4.5cmです。生長は非常に遅く、成熟まで10年以上かかるため、柱サボテンに接いで生長を早めることもあります。自生地では違法な採取が深刻で、附属書Iに掲載されています。国内の流通株は基本的に国内で実生された株で、生産者は少なく、趣味家が殖やした株が中心です。疣の幅が広い個体は「大疣亀甲牡丹」と呼ばれて評価されます。

Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)

亀甲牡丹の寿命

亀甲牡丹の寿命は多年生。成熟まで10年以上かかるほど生長が遅いです。

亀甲牡丹の大きさ

亀甲牡丹の成体サイズは径10〜15cm・高さ1.5〜10cm(栽培下では径20cm前後になることも)です。

基本情報

原産地

米国テキサス州南西部、メキシコ北部

寿命

多年生。成熟まで10年以上かかるほど生長が遅い

サイズ

径10〜15cm・高さ1.5〜10cm(栽培下では径20cm前後になることも)

適温

5〜35℃

湿度

30〜50%

水やり・肥料

少なくてよい(植え替え時に緩効性の有機肥料を少量)

栽培ポイント

日当たり・置き場所

自生地では体の大部分が土に埋まっているため強光は苦手。春〜秋は雨の当たらない戸外か簡易温室で30〜50%遮光し、冬は簡易温室か日当たりのよい室内に置く。

水やり

夏型。用土が乾いたらたっぷり与え、真夏と冬は月2回ほど用土が軽く湿る程度にする。頂部の綿毛に水をかけると飛んでしまうので株元から与える。

温度・冬越し

高温を好み、春の動き出しは他のサボテンより遅い。国内の図鑑は3℃を枯れない最低温度の目安としている。環境が変わる時期や梅雨の晴れ間は日焼けに注意する。

用土・植え替え

太い直根をもつので、深めの鉢に水はけのよい用土で植える。植え替えは2〜3年に1度、緩効性の有機肥料を少し混ぜる。

増やし方

実生(種子)で殖やす。生長を早めるために柱サボテンへ接ぎ木することもある。

病害虫・注意点

カイガラムシがつきやすく、疣の間に隠れていることがあるのでよく確認する。附属書I・国際希少野生動植物種のため、譲渡しには登録票が必要(国内で繁殖させた株も対象)。

牡丹類刺なし附属書I夏型

亀甲牡丹のよくある質問

Q亀甲牡丹の栽培難易度は?
A

上級者向け。上級者向けの品種です。高度な栽培技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。

Q亀甲牡丹の寿命はどれくらい?
A

亀甲牡丹の平均寿命は多年生。成熟まで10年以上かかるほど生長が遅いです。適切な栽培環境と栄養管理により、長く健康に育てることができます。

Q亀甲牡丹はどのくらいの大きさになる?
A

亀甲牡丹の成体サイズは径10〜15cm・高さ1.5〜10cm(栽培下では径20cm前後になることも)です。栽培環境や個体差により多少前後します。

Q亀甲牡丹の水やり・肥料は?
A

亀甲牡丹の水やり・肥料は「少なくてよい(植え替え時に緩効性の有機肥料を少量)」です。適切な頻度と量を心がけましょう。

Q亀甲牡丹の値段の相場は?
A

亀甲牡丹の価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。

最終更新: 2026年9月23日

参考・出典

編集・データ検証: ボタちょく編集部

本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。

参考にした一次情報

分類・学名典拠

学名(受理名): Ariocarpus fissuratus (Engelm.) K.Schum.

別名(シノニム): Anhalonium engelmannii, Anhalonium fissuratum, Ariocarpus fissuratus fissuratus, Ariocarpus fissuratus lloydii, Ariocarpus fissuratus pailanus, Ariocarpus intermedius, Ariocarpus lloydii, Ariocarpus lloydii mayor

典拠データベース: GBIF · GBIF

学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。

規制・法令・保全ステータス

CITES附属書I

ワシントン条約(CITES)附属書I に掲載され、商業目的の国際取引は原則禁止されています。国内では種の保存法の国際希少野生動植物種に指定されており、譲渡し(売買・贈与)や販売目的の陳列・広告には個体ごとの登録票が必要です(国内で繁殖させた株も登録の対象)。登録票のない株は売買できません。

出典: Species+(CITES)Ariocarpus fissuratus / 環境省 種の保存法 個体等の登録制度について / e-Gov 法令検索 種の保存法施行令(別表第二)

規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。

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