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ヒカゲツツジ (Rhododendron keiskei)

出典: Wikimedia Commons

ヒカゲツツジ

上級者向け

Rhododendron keiskei

日本のツツジ類では珍しく、4〜5月にクリーム色〜淡い黄色の花を咲かせる日本固有の小型シャクナゲ。山地の岩場や渓流沿いに生え、屋久島の這い性の矮性型は小品・山野草として流通する。

栽培難易度
上級者向け
適正温度
-5〜35℃
寿命
樹齢の資料は少ない
サイズ
高さ1〜2m。屋久島の矮性型は10年で30cmほど
水やり・肥料
肥料(花後と秋に控えめに)

概要

ヒカゲツツジ(日陰躑躅)はツツジ科ツツジ属の常緑低木で、関東地方以西の本州、四国、九州(屋久島以北)に分布する日本固有種です。山地の岩場や崖地、河岸の岩場に生え、ツツジの名が付きますが実際は鱗片をもつシャクナゲの仲間に分類されます。4〜5月、枝先に径3〜4cmほどのクリーム色〜淡い黄緑色の花を2〜4個咲かせ、黄色系の花を咲かせるツツジ類として貴重です。葉は長楕円形で長さ4〜8cm、枝や葉、花に腺状の鱗片があり、乾くと葉の縁が裏側に巻きやすい性質があります。高さは1〜2mほどです。屋久島には、10年で30cmほどしか育たない這い性の矮性型(変種ヤクシマヒカゲツツジ、var. ozawae)があり、葉も1.5〜2.5cmと小さく、小品盆栽や山野草として出回ります。注意したいのは、葉の裏が灰白色になる変種ウラジロヒカゲツツジで、こちらは国内希少野生動植物種に指定され、売買が原則禁止されています。湿気のある環境を好み、乾燥しやすい都市部では長く育てるのが難しい植物です。

ヒカゲツツジの大きさ

ヒカゲツツジの成体サイズは高さ1〜2m。屋久島の矮性型は10年で30cmほどです。

基本情報

原産地

日本固有(関東地方以西の本州、四国、九州〜屋久島)

寿命

樹齢の資料は少ない

サイズ

高さ1〜2m。屋久島の矮性型は10年で30cmほど

適温

-5〜35℃

水やり・肥料

肥料(花後と秋に控えめに)

栽培ポイント

日当たり・置き場所

日陰だけでなく日なたでも育つが、完全な日陰では育たない。夏の強い西日を避けた明るい半日陰が扱いやすい

水やり

湿り気を好み乾燥に弱い。表土が乾き始めたらたっぷり与え、夏は葉水も。乾くと葉の縁が裏に巻く

温度・冬越し

基本種は約-18℃(0°F)、屋久島の矮性型は約-23℃(-10°F)まで耐えるとされる。夏の高温と乾燥のほうが難しい

用土・植え替え

ツツジ類と同様に、鹿沼土など酸性で水はけと通気のよい用土。植え替えは花後に

肥料

生長が遅いので肥料は控えめに。花後と秋に少量を与える

剪定・整姿

剪定は花の直後に。生長が遅いので頻繁に切る必要はなく、株立ち状の自然な姿を生かす

病害虫・注意点

変種ウラジロヒカゲツツジ(葉裏が灰白色)は国内希少野生動植物種で売買禁止。区別の付かない株は扱わない。自生種なので山採りではなく栽培品を

上級者向け花もの黄花日本固有

ヒカゲツツジのよくある質問

Qヒカゲツツジの栽培難易度は?
A

上級者向け。上級者向けの品種です。高度な栽培技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。

Qヒカゲツツジはどのくらいの大きさになる?
A

ヒカゲツツジの成体サイズは高さ1〜2m。屋久島の矮性型は10年で30cmほどです。栽培環境や個体差により多少前後します。

Qヒカゲツツジの水やり・肥料は?
A

ヒカゲツツジの水やり・肥料は「肥料(花後と秋に控えめに)」です。適切な頻度と量を心がけましょう。

Qヒカゲツツジの値段の相場は?
A

ヒカゲツツジの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。

最終更新: 2026年9月23日

参考・出典

分類・学名典拠

学名(受理名): Rhododendron keiskei Miq.

別名(シノニム): Azalea keiskei (Miq.) Kuntze, Rhododendron jodogawa Hassk., Rhododendron laticostum Ingram

典拠データベース: GBIF · GBIF · GBIF: Rhododendron keiskei var. ozawae

学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。

規制・法令・保全ステータス

CITES 規制対象外

ヒカゲツツジ(種)はCITES附属書の掲載も国内の売買規制もありません。ただし変種ウラジロヒカゲツツジ(Rhododendron keiskei var. hypoglaucum)は種の保存法の国内希少野生動植物種(2012年5月指定)で、売買・譲渡や販売目的の陳列・広告が原則として禁止されています。葉の裏が灰白色の株は出品・購入しないでください。自生地の野生株は採取せず、栽培品を選んでください。

出典: Species+(CITES 掲載状況の検索) / 環境省: 国内希少野生動植物種一覧(ウラジロヒカゲツツジ)

規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。

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