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ビカクシダ・ウィリンキー (Platycerium bifurcatum subsp. willinckii)

出典: Wikimedia Commons

ビカクシダ・ウィリンキー

中級者向け

Platycerium bifurcatum subsp. willinckii

背の高い貯水葉が深く切れ込み、枯れると葉脈が網目状に残るビカクシダ。白い毛に覆われた細長い胞子葉が長く垂れ下がり、茶色の貯水葉との対比が美しい。

栽培難易度
中級者向け
適正温度
15〜30℃
寿命
多年生(着生シダ)
サイズ
胞子葉の長さには個体差が大きい。種レベルの計測値を示した資料は少ない
湿度
50〜70%
水やり・肥料
肥料の要否を示した資料は少ない。自生地では貯水葉にたまった落ち葉などが分解して養分になる

概要

ビカクシダ・ウィリンキー(Platycerium willinckii)は、ウラボシ科ビカクシダ属の着生シダ。GBIF の分類では、ビカクシダ(コウモリラン、P. bifurcatum)の亜種 P. bifurcatum subsp. willinckii として扱われるが、園芸上は独立した名前で流通している。ジャワ島と小スンダ列島が原産で、「ジャワ・スタッグホーン」とも呼ばれる。見分けどころは貯水葉と胞子葉の両方にある。貯水葉は背が高く上部が深く切れ込み、すぐに茶色く枯れて、分解が進むと葉脈だけが網目状に立って残る。胞子葉は株元から横向きに出たあと垂れ下がり、長い帯状に伸びて先端近くで分かれる。胞子葉の裏には白い毛が多く、全体が白っぽく見えるため、茶色の貯水葉との対比が目立つ。近縁のビフルカツムは貯水葉の上部が鈍く裂けて長く緑色を保つので、貯水葉の高さと枯れ方、胞子葉の白さで区別する。子株は出すがビフルカツムほど多くはなく、寒さにもビフルカツムほど強くない。胞子葉の長さや先端の分かれ方には個体差が大きく、先端が細かく分かれてカールする選抜株なども知られる。国内では選抜株を含めて専門店や生産者から多数流通している。種レベルでの詳しい形態記載を載せた一次資料は少ない。

基本情報

原産地

インドネシア(ジャワ島・小スンダ列島)

寿命

多年生(着生シダ)

サイズ

胞子葉の長さには個体差が大きい。種レベルの計測値を示した資料は少ない

適温

15〜30℃

湿度

50〜70%

水やり・肥料

肥料の要否を示した資料は少ない。自生地では貯水葉にたまった落ち葉などが分解して養分になる

栽培ポイント

日当たり・置き場所

木漏れ日〜半日陰程度の明るさ。室内では明るい窓辺でレースカーテン越しの光に当てる。

水やり

株元(成長点のまわり)に定期的に水を与え、根が少し乾いてから次を与える。完全に乾き切らせない。板付けの株は鉢ごと水に浸けるか、株元にたっぷりかける。

温度・冬越し

ビフルカツムほど寒さに強くない。冬は暖かい室内に取り込み、冷え込む窓際を避ける。

用土・植え替え

板やヘゴ板に水苔で着生させるか、ラン用の用土や水苔で鉢植えにする。貯水葉が根元を覆うように育つので、貯水葉を無理にはがさない。

増やし方

子株を出すので、十分に育った子株を株分けして増やせる。ただしビフルカツムほど多くは出ない。

病害虫・注意点

輸送直後はしばらく生長が止まることがあり、成長点が小さいため枯れたように見えることがあるが、すぐに見切らない。ハダニ・アブラムシ・コナカイガラムシに注意。胞子葉の表面を覆う白い星状毛は株を守るものなので、こすり落とさない。

ビカクシダウィリンキー着生シダ白い胞子葉

ビカクシダ・ウィリンキーのよくある質問

Qビカクシダ・ウィリンキーの栽培難易度は?
A

中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。

Qビカクシダ・ウィリンキーの水やり・肥料は?
A

ビカクシダ・ウィリンキーの水やり・肥料は「肥料の要否を示した資料は少ない。自生地では貯水葉にたまった落ち葉などが分解して養分になる」です。適切な頻度と量を心がけましょう。

Qビカクシダ・ウィリンキーの値段の相場は?
A

ビカクシダ・ウィリンキーの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。

最終更新: 2026年9月23日

参考・出典

分類・学名典拠

学名(受理名): Platycerium bifurcatum subsp. willinckii (T.Moore) Hennipman & M.C.Roos

別名(シノニム): Platycerium willinckii T.Moore, Platycerium sumbawense Christ

典拠データベース: GBIF · GBIF

学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。

規制・法令・保全ステータス

CITES 規制対象外

CITES(ワシントン条約)の附属書には掲載されていない。特定外来生物・種の保存法の国内希少野生動植物種にも該当しない。

出典: Species+(CITES 掲載確認) / 環境省 特定外来生物等一覧

規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。

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