
出典: Wikimedia Commons
サルビニア・ククラータ
初心者向けSalvinia cucullata
ビロード状の毛に覆われた明るい緑の浮き葉が、舟やフードのように丸まって立ち上がる熱帯アジア産の浮草のシダ。よく育つと厚いクッション状に茂る。条件が悪いと平たい葉になる。
概要
サルビニア・ククラータ(Salvinia cucullata)はサンショウモ科サンショウモ属の浮遊性のシダで、熱帯アジアに分布し、自然では日当たりのよい場所にだけ生える。観賞用に浮草として飼育されることがあるが、同属のオオサンショウモ(S. molesta)などのサルビニア・アウリクラータ群やS. minimaに比べると流通は少ない。種小名cucullataは「フード状の」という意味で、よく育った株では密につくビロード状の毛のある明るい緑の浮き葉が舟形や漏斗状に巻き上がり、縁が水面から大きく立ち上がる。これが見分けどころで、他種では葉が平たく広がる。ほかのサルビニアと同じく、茎の節ごとに浮き葉2枚と、根のように見える水中葉1枚をつける。茎がよく枝分かれして分厚いクッション状の群れになる。葉表の毛が1本ずつ不規則に生えることも区別点で、アウリクラータ群やS. minimaでは毛がふつう4本ずつ突起の上に並ぶ。光や養分が足りないと葉が平たい「痩せた形」になり、オオサンショウモなどと見分けにくくなる。国内では一部の専門店で流通している。
サルビニア・ククラータの適温(温度・湿度)
サルビニア・ククラータの適温は24〜28℃です。
基本情報
原産地
熱帯アジア
寿命
多年生の浮草。自然に分かれて増え続ける
サイズ
浮き葉は数cm。枝分かれして厚い群れになる
適温
24〜28℃
水やり・肥料
水中の養分を吸う。不足すると葉が平たく小さくなる
栽培ポイント
光量・照明
中程度〜強い光が必要。光が不足すると葉が丸まらず、平たい痩せた形になる。
CO2・肥料
CO2添加は不要。水中の養分が足りないと葉が小さくなるので、液肥で補う。
水温・水質
適温は24〜28℃。水質はあまり問わない。
底床・活着
水面に浮かべて育てる。水上では育たない。上部の開いた水槽で葉の縁が立ち上がる姿がよく見える。
トリミング・増やし方
生長は非常に速く、茎が自然に分かれて増える。増えすぎた分はすくって取り除く。
注意点
痩せた株は国の防除推進外来種オオサンショウモと見分けにくい。水面を覆うほど増えるので、野外の池や水路に捨てない・逸出させない。
サルビニア・ククラータのよくある質問
Qサルビニア・ククラータの栽培難易度は?
初心者向け。初心者向けの品種です。栽培に特別な設備や経験は必要なく、基本的な栽培環境を整えれば問題なく育てられます。
Qサルビニア・ククラータの適正温度は?
サルビニア・ククラータの適正温度は24〜28℃です。急激な温度変化を避け、安定した環境を維持することが大切です。
Qサルビニア・ククラータの水やり・肥料は?
サルビニア・ククラータの水やり・肥料は「水中の養分を吸う。不足すると葉が平たく小さくなる」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qサルビニア・ククラータの値段の相場は?
サルビニア・ククラータの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
規制・法令・保全ステータス
CITES非掲載(Species+で該当なし)。国内の外来生物法・種の保存法による規制はない。本種はリスト外だが、同属のオオサンショウモ(S. molesta)は環境省の生態系被害防止外来種リスト第2版(2026年9月)で「防除推進外来種」とされ、条件の悪い本種の株はこれと見分けにくい。水草は屋外の川・池・水路に捨てたり、水槽の水ごと流したりしないこと。不要になった株やトリミング屑は水を切ってごみとして処分する。
出典: Species+(CITES掲載確認) / 環境省 特定外来生物等一覧(外来生物法) / 環境省 生態系被害防止外来種リスト 植物(第2版)
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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