
出典: Wikimedia Commons
パキポディウム・イノピナツム
中級者向けPachypodium inopinatum
ロスラーツムの仲間に入るマダガスカル中北部の小型パキポディウム。太った幹から細い刺だらけの枝を上向きに伸ばし、黄花の多いこのグループでは珍しく象牙色の花を咲かせます。
概要
パキポディウム・イノピナツムはキョウチクトウ科パキポディウム属の小型種で、1996年に南アフリカの植物学者ラヴラノスが記載しました。種小名は「思いがけない」の意味で、予想外の発見だったことを表しています。マダガスカル中北部の山地の岩の割れ目に生え、IUCN レッドリストでは深刻な危機(CR)です。グラキリスやカクチペス、マカイエンセ、ビカラーと同じロスラーツム(P. rosulatum)のグループに含まれ、ロスラーツムの変種(var. inopinatum)とされることもあります。太った幹は高さ50cmほどまで、塊茎は径35cmまでになり、そこから細い針状の刺をもつ枝を上向きに伸ばします。葉は細めの卵形で光沢のある濃い緑です。このグループのほとんどが黄色い花を咲かせるのに対し、本種の花は象牙色で、長い花柄に2〜5輪つき、花筒は長さ10〜12mmです。国内では「白花の小型パキポ」としてネットオークションで実生株や現地株が流通し、種子も出回っています。
パキポディウム・イノピナツムの大きさ
パキポディウム・イノピナツムの成体サイズは幹の高さ50cmほどまで、塊茎は径35cmまでです。
基本情報
原産地
マダガスカル中北部(山地の岩場)
寿命
情報が少ない
サイズ
幹の高さ50cmほどまで、塊茎は径35cmまで
適温
10〜35℃
水やり・肥料
生育期に控えめに
栽培ポイント
日当たり・置き場所
岩場に生える種なので、生育期は日当たりのよい場所で育てます。
水やり
生育期は用土が乾いたら与え、落葉後は水を控えます。
温度・冬越し
本種の耐寒性の資料は少ないため、冬は霜を避けて暖かい室内で乾かして管理するのが無難です。
用土・植え替え
水はけのよい用土を使い、植え替えは生育期の初めに行います。
病害虫・注意点
パキポディウム属は樹液に毒性があり、鋭い刺もあります。植え替えや移動の際は厚手の手袋を使うか、幹を新聞紙で何重にも巻いて持ちます。深刻な危機種で現地株も出回るため、国内で種子から育てた実生株は、根が張った状態で入手でき、野生個体の採取にも頼らないため、現地株より実生株を選ぶ価値があります。
パキポディウム・イノピナツムのよくある質問
Qパキポディウム・イノピナツムの栽培難易度は?
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
Qパキポディウム・イノピナツムはどのくらいの大きさになる?
パキポディウム・イノピナツムの成体サイズは幹の高さ50cmほどまで、塊茎は径35cmまでです。栽培環境や個体差により多少前後します。
Qパキポディウム・イノピナツムの水やり・肥料は?
パキポディウム・イノピナツムの水やり・肥料は「生育期に控えめに」です。適切な頻度と量を心がけましょう。
Qパキポディウム・イノピナツムの値段の相場は?
パキポディウム・イノピナツムの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日
参考・出典
編集・データ検証: ボタちょく編集部
本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
分類・学名典拠
規制・法令・保全ステータス
CITES 附属書 II 掲載種です(パキポディウム属として一括掲載)。国際取引には輸出国の許可が必要ですが、国内での譲渡に登録は不要です。 IUCN レッドリストでは深刻な危機(CR)です。
出典: Species+(CITES): Pachypodium inopinatum / IUCN レッドリスト区分(GBIF 経由): Pachypodium inopinatum
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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