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ヒツジグサ (Nymphaea tetragona)

出典: Wikimedia Commons

ヒツジグサ

中級者向け

Nymphaea tetragona

日本に自生する唯一のスイレンで、直径3〜7cmの小さな白い花を水面で咲かせる。葉の裏は赤紫色。午後2時ごろ(未の刻)に咲くとされるのが名の由来。各地で減っており、野外からの採取は避けたい。

栽培難易度
中級者向け
適正温度
20〜28℃
寿命
多年草
サイズ
葉の長さ8〜19cm、花の直径3〜7cm
水やり・肥料
生育期に固形の緩効性肥料を少量

概要

ヒツジグサ(Nymphaea tetragona)はスイレン科スイレン属の多年生の浮葉植物で、日本に自生する唯一のスイレン。北米北西部、ヨーロッパ北東部、シベリア、東アジア、インド北部に分布し、日本では北海道から九州の、中性〜弱酸性で栄養の少ないため池や湖沼、水路に生える。名前は未の刻(午後2時ごろ)に花が開くためとされることが多い。太く短い塊状の地下茎から長い葉柄を伸ばし、長さ8〜19cmの卵円形〜楕円形の葉を水面に浮かべる。葉の基部は深く切れ込み、裏面は赤紫色を帯びる。6〜9月に直径3〜7cmの白い花を水面で咲かせ、2〜3日開閉を繰り返す。花後は花柄がらせん状に縮んで果実が水中で熟す。地下茎は分枝せず、地下茎で株が増えることはないので、増やすには種子をまく。園芸スイレンより小型で、鉢やかめでも育てやすい。交配された園芸スイレンは国の「防除推進外来種」だが、在来種の本種はそれには当たらない。ただしヒツジグサを親にした交配品種も多いため、在来のヒツジグサを求めるなら学名や由来を確かめたい。多くの都道府県で絶滅危惧種に指定され、すでに絶滅した地域もあるので、野外から採取しないこと。コイやアメリカザリガニの食害に弱い。国内では水生植物を扱う園芸店で流通している。

Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)

ヒツジグサの大きさ

ヒツジグサの成体サイズは葉の長さ8〜19cm、花の直径3〜7cmです。

基本情報

原産地

北半球の温帯〜亜寒帯(日本では北海道〜九州)

寿命

多年草

サイズ

葉の長さ8〜19cm、花の直径3〜7cm

適温

20〜28℃

水やり・肥料

生育期に固形の緩効性肥料を少量

栽培ポイント

光量・照明

温帯スイレンと同じく、少なくとも半日以上、できれば終日直射日光の当たる場所で育てる。

CO2・肥料

自生地は栄養の少ない水域なので、肥料は控えめにする。与える場合は固形の緩効性肥料を土に埋め込む。

水温・水質

寒さに強く、冬も水を張ったまま屋外で越冬できる。地下茎が凍りつかないようにする。自生地は中性〜弱酸性の水。

底床・活着

田土や荒木田土に植え、株元から水面まで10cmほどの水位を目安にする。

トリミング・増やし方

地下茎では増えないので、種子をまいて増やす。

注意点

多くの都道府県で絶滅危惧種のため、野外から採取せず栽培株を選ぶ。交配品種と混同しないよう学名を確かめる。コイやザリガニのいる池では食害を受ける。池や川に植えたり捨てたりしない。

在来種ビオトープ花を楽しむ浮葉植物

ヒツジグサのよくある質問

Qヒツジグサの栽培難易度は?
A

中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。

Qヒツジグサはどのくらいの大きさになる?
A

ヒツジグサの成体サイズは葉の長さ8〜19cm、花の直径3〜7cmです。栽培環境や個体差により多少前後します。

Qヒツジグサの水やり・肥料は?
A

ヒツジグサの水やり・肥料は「生育期に固形の緩効性肥料を少量」です。適切な頻度と量を心がけましょう。

Qヒツジグサの値段の相場は?
A

ヒツジグサの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。

最終更新: 2026年9月23日

参考・出典

編集・データ検証: ボタちょく編集部

本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。

参考にした一次情報

分類・学名典拠

学名(受理名): Nymphaea tetragona Georgi

別名(シノニム): Castalia tetragona (Georgi) G.Lawson, Nymphaea crassifolia (Hand.-Mazz.) Nakai

典拠データベース: GBIF · GBIF

学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。

規制・法令・保全ステータス

CITES 規制対象外

CITES非掲載(Species+で該当なし)。国内の外来生物法・種の保存法による規制はない。環境省の生態系被害防止外来種リストで「防除推進外来種」とされるのは交配された園芸スイレン(Nymphaea cv.)で、在来種のヒツジグサは対象外。多くの都道府県のレッドリストで絶滅危惧種などに指定されているため、野外から採取しないこと。池や川、水路に植えたり捨てたりしないこと。不要になった株は乾かしてからごみとして処分する。

出典: Species+(CITES掲載確認) / 環境省 特定外来生物等一覧(外来生物法) / 環境省 生態系被害防止外来種リスト 植物(第2版)

規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。

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