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スイレン (Nymphaea spp.)

出典: Wikimedia Commons

スイレン

中級者向け

Nymphaea spp.

水面に切れ込みのある円い葉を浮かべ、大きな花を咲かせるスイレン属の総称。寒さに強い温帯スイレンと、青や紫の花を水面より高く咲かせる熱帯スイレンに大別され、交配品種が数多い。

栽培難易度
中級者向け
適正温度
20〜28℃
寿命
多年草。植え替えで長く維持できる
サイズ
品種により大きく異なる浮葉植物
水やり・肥料
生育期に固形の緩効性肥料を土に埋め込む

概要

スイレン(Nymphaea)はスイレン科スイレン属の多年生の浮葉植物の総称で、世界の熱帯から温帯に約50種が分布する。日本に自生するのはヒツジグサ1種だけで、「睡蓮」はもともとヒツジグサの漢名。水底の地下茎から長い葉柄を伸ばし、基部が深く切れ込んだ円い葉を水面に浮かべる。花は長い花柄の先に1個ずつ咲き、4枚の萼片と多くの花弁・雄しべをもつ。ハスと混同されやすいが、ハスは葉を水面より高く立て、葉に切れ込みがない。園芸のスイレンは大きく二つに分かれる。温帯スイレンは耐寒性が強く、5月中旬〜10月に水面近くで花を咲かせ、冬も水を張ったまま屋外で越冬できる。ヒツジグサと交配した品種も多い。交配された園芸スイレンは環境省の生態系被害防止外来種リストで「防除推進外来種」とされ、自然水域に持ち込まないことが求められている。また品種登録された品種もあるため、品種名で売買する際は確認が必要。国内では園芸店や通販でポット苗が流通している。

Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)

スイレンの適温(温度・湿度)

熱帯スイレンは温帯スイレンにない青や紫の花色をもち、花茎を水面より高く伸ばして7月〜10月中旬に咲くが、生育には25℃以上の水温が必要で、15℃以下で衰えるため冬は加温するか休眠させて室内に取り込む。

基本情報

原産地

世界の熱帯〜温帯(日本の自生種はヒツジグサのみ)

寿命

多年草。植え替えで長く維持できる

サイズ

品種により大きく異なる浮葉植物

適温

20〜28℃

水やり・肥料

生育期に固形の緩効性肥料を土に埋め込む

栽培ポイント

光量・照明

少なくとも半日以上、できれば終日直射日光の当たる場所で、株元まで日が届くようにする。

CO2・肥料

元肥に固形の発酵油かすや緩効性化成肥料を根の先の土に埋め込む。温帯スイレンは真夏を除き9月まで、熱帯スイレンは6〜9月に4〜6週に1回追肥する。

水温・水質

温帯スイレンは耐寒性が強く、冬も水を張ったまま根茎を凍らせないよう管理する。熱帯スイレンは水温25℃以上でよく育ち、15℃以下で衰えるので冬は加温するか休眠させて室内に置く。

底床・活着

田土、なければ荒木田土や赤玉土小粒を練って植える。株元から水面まで10cmほどの水位が目安。

トリミング・増やし方

温帯スイレンは3月下旬〜4月下旬に根茎を10cmほどに切って植え分ける。熱帯スイレンは分球で増やす。

注意点

園芸スイレンは「防除推進外来種」。池や川、ため池に植えたり捨てたりしない。スイレン属には品種登録された品種があり、登録品種は許諾なく増殖して販売・譲渡できないので、品種名で売買するときは農林水産省の品種登録データベースで確認する。

ビオトープ花を楽しむ浮葉植物外来種注意

スイレンのよくある質問

Qスイレンの栽培難易度は?
A

中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の栽培経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。

Qスイレンの水やり・肥料は?
A

スイレンの水やり・肥料は「生育期に固形の緩効性肥料を土に埋め込む」です。適切な頻度と量を心がけましょう。

Qスイレンの値段の相場は?
A

スイレンの価格は品種・特徴・サイズ・系統により大きく異なります。最新の相場情報はボタちょくの相場ページをご確認ください。

最終更新: 2026年9月23日

参考・出典

編集・データ検証: ボタちょく編集部

本ページの分類・規制・栽培データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。

参考にした一次情報

分類・学名典拠

学名(受理名): Nymphaea spp. L.

別名(シノニム): Castalia Salisb.

典拠データベース: GBIF · GBIF

学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。

規制・法令・保全ステータス

CITES 規制対象外

CITES非掲載(Species+で該当なし)。交配された園芸スイレン(Nymphaea cv.)は環境省の生態系被害防止外来種リスト第2版(2026年9月)で「防除推進外来種」。特定外来生物ではないため売買・栽培はできるが、絶滅危惧種を含む水生生物への影響が大きいため自然水域には持ち込まないことが求められている。属としては品種登録の対象外だが、農林水産省の品種登録データベースにはスイレン属の登録品種が2件(スノープリンセス、シキ)ある(2026年9月検索)。登録品種は育成者権の存続期間中、許諾なく増殖して販売・譲渡できないため、品種名で売買する場合は確認すること。池や川、水路に植えたり捨てたりしないこと。不要になった株は乾かしてからごみとして処分する。

出典: Species+(CITES掲載確認) / 環境省 生態系被害防止外来種リスト / 環境省 生態系被害防止外来種リスト 植物(第2版) / 農林水産省 品種登録データベース

規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。

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