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スイレン© Daniel Schwen / CC BY-SA 3.0

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スイレンは、水面に丸みのある切れ込み入りの葉を浮かべ、大きく華やかな花を咲かせる水生植物です。冬の寒さに耐えて毎年花を咲かせる温帯スイレンと、青や紫など鮮やかな色の花を水面より高く咲かせる熱帯スイレンに大きく分けられ、両者を交配した品種も数多く親しまれています。多年草のため、株分けや植え替えを重ねながら年々育てていけるのも魅力のひとつです。水質や日照など押さえるべきポイントがあり栽培は中級者向けとされますが、コツをつかめば睡蓮鉢やビオトープで長く花を楽しめます。品種によって葉や花の大きさは大きく異なり、育てる場所の広さに応じて選べる幅の広さも人気の理由です。

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スイレンの基本データ

栽培難易度
中級者向け
寿命
多年草。植え替えで長く維持できる
サイズ
品種により大きく異なる浮葉植物
水やり
生育期に固形の緩効性肥料を土に埋め込む
光量・照明
少なくとも半日以上、できれば終日直射日光の当たる場所で、株元まで日が届くようにする。
CO2・肥料
元肥に固形の発酵油かすや緩効性化成肥料を根の先の土に埋め込む。温帯スイレンは真夏を除き9月まで、熱帯スイレンは6〜9月に4〜6週に1回追肥する。
水温・水質
温帯スイレンは耐寒性が強く、冬も水を張ったまま根茎を凍らせないよう管理する。熱帯スイレンは水温25℃以上でよく育ち、15℃以下で衰えるので冬は加温するか休眠させて室内に置く。
底床・活着
田土、なければ荒木田土や赤玉土小粒を練って植える。株元から水面まで10cmほどの水位が目安。
トリミング・増やし方
温帯スイレンは3月下旬〜4月下旬に根茎を10cmほどに切って植え分ける。熱帯スイレンは分球で増やす。
注意点
園芸スイレンは「防除推進外来種」。池や川、ため池に植えたり捨てたりしない。スイレン属には品種登録された品種があり、登録品種は許諾なく増殖して販売・譲渡できないので、品種名で売買するときは農林水産省の品種登録データベースで確認する。
特徴ビオトープ花を楽しむ浮葉植物外来種注意

スイレンについて

スイレンは水面に葉を浮かべ大きな花を咲かせる水生植物。温帯スイレンと熱帯スイレンに大別され交配品種も豊富。多年草で植え替えながら長く育てられる、中級者向けの品種です。

スイレンを育てはじめる前に知っておきたい7つのこと

  1. 1日当たりが好みを左右

    スイレンは花を咲かせるために十分な日照を必要とします。鉢や睡蓮鉢を置く場所は、日中よく日が当たる場所を選びましょう。

  2. 2水を切らさない管理

    常に葉が水に浮いた状態を保てるよう、鉢の水位を保つことが基本です。水が減ってきたら足し水をして、水切れを防ぎましょう。

  3. 3用土は肥沃な粘土質

    水生植物用の重い用土(荒木田土など)を使うと安定して育ちます。軽い培養土は水中で浮き上がりやすいため避けましょう。

  4. 4植え替え・株分けと外に出さない注意

    多年草で長く育てられますが、株が茂ってくると植え替えが必要になります。1〜2年に一度を目安に株分けをすると、花付きが保たれます。交配された園芸スイレンは環境省の生態系被害防止外来種リストで「防除推進外来種」とされているため、池や川、ため池に植えたり捨てたりせず、余った株は乾かしてからごみに出しましょう。また、スイレン属には種苗法の登録品種があり、登録品種は許諾なく増やして販売・譲渡できません。品種名で売買したり、株分けした株を譲ったりするときは、農林水産省の品種登録データベースで確認してください。

  5. 5温帯種と熱帯種で異なる冬越し

    寒さに強い温帯スイレンはそのまま屋外で冬を越せますが、熱帯スイレンは寒さに弱いため防寒対策が必要です。購入時にどちらのタイプか確認しておくと管理しやすくなります。

  6. 6株の状態をよく確認

    根茎(株)がしっかりしていて、傷みや腐りのないものを選びます。葉や芽の状態も合わせて確認すると安心です。

  7. 7サイズは品種選びで調整

    スイレンは品種によって葉や花の大きさが大きく異なります。置き場所の広さに合わせて、小型から大型まで選ぶとバランスよく育てられます。

スイレンのよくある質問

Q.スイレンは初心者でも育てられますか?
A.栽培は中級者向けとされ、水質や日照など管理すべきポイントがあります。基本を押さえれば、経験を積みながら育てていくことができます。
Q.温帯スイレンと熱帯スイレンの違いは何ですか?
A.温帯スイレンは寒さに強く屋外でそのまま冬を越せるのに対し、熱帯スイレンは青や紫など鮮やかな花を水面より高く咲かせますが寒さに弱いのが特徴です。育てる環境に合わせて選ぶとよいでしょう。
Q.どのくらいの頻度で植え替えが必要ですか?
A.多年草で長く育てられますが、株が茂ると花付きが悪くなることがあります。目安として1〜2年に一度、植え替えや株分けを行うとよいとされています。株分けした株を品種名で譲る場合は登録品種でないかを確認し、余った株は池や川に捨てず、乾かしてからごみに出してください。
Q.鉢のサイズは品種によって変わりますか?
A.はい、スイレンは品種によって葉や花の大きさが大きく異なります。育てる場所の広さに合わせて、品種やサイズを選ぶことが大切です。
Q.庭に池がなくても育てられますか?
A.はい、睡蓮鉢やプラスチック容器などでも栽培できます。品種によってサイズが大きく異なるため、容器の大きさに合った品種を選ぶとよいでしょう。

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