盆栽図鑑
人気の盆栽樹種の育て方・特徴・整姿のコツをまとめた品種図鑑です。
注目の盆栽
64品種を表示 / 137品種中(1–24)
© Daderot / CC0アカシデ
Carpinus laxiflora
新芽や若葉、紅葉が赤く染まるカバノキ科の落葉樹。盆栽界では「赤芽ソロ」「アカソロ」と呼ばれ、シデ類の中で最も葉が小さく枝が細い。春の芽出しから冬の寒樹まで四季の変化を楽しめる。
© 5snake5 / CC0アセビ
Pieris japonica
早春に壺形の小花を房状に垂らして咲かせる日本特産の常緑低木。花は白が基本で、盆栽では薄紅〜濃い紅色の赤花系が人気。株全体に毒があり、口に入れないよう注意が要る。
© KENPEI / CC BY-SA 3.0イヌツゲ
Ilex crenata
光沢のある濃緑の小葉と黒い実が美しい常緑樹の盆栽。秋〜冬の黒い実は観賞価値が高い。丈夫で育てやすく、生垣にも使われる日本の代表的な樹木。

オリーブ盆栽
Olea europaea
地中海原産の常緑樹。銀灰色の葉と捻じれた幹が独特の風情を醸す。洋風盆栽として近年人気急上昇。乾燥に強く水やりの失敗が少ない。

カポック(シェフレラ)
Heptapleurum arboricola
放射状に広がる掌状葉が特徴の熱帯常緑樹。非常に丈夫で室内でも育つため、盆栽入門に最適。気根が発達し、独特のガジュマル風の樹形も楽しめる。
© Plant Image Library / CC BY-SA 2.0ガマズミ
Viburnum dilatatum
初夏に白い小花を傘状に咲かせ、秋に直径6mmほどの赤い実を房にして付ける日本の雑木林を代表する落葉低木。盆栽では小葉の「金華山」などの系統が好まれ、実もの雑木の定番。
© Daderot / CC0キャラボク
Taxus cuspidata var. nana
日本海側の多雪地帯の山に自生するイチイの変種で、幹が直立せず根元から枝分かれして横に広がる。葉がイチイより幅広く螺旋状に付くのが見分けの要点。暑さにも比較的強く丈夫な松柏。
© Augustus Binu : flickr / CC BY-SA 3.0ザクロ
Punica granatum
朱赤色の花と実が楽しめる花物・実物盆栽。捻じれた幹と古木感が魅力。実が裂けた姿も風情がある。乾燥に強く、日当たりを好む。
© Krzysztof Ziarnek, Kenraiz / CC BY-SA 4.0テイカカズラ
Trachelospermum asiaticum
初夏にねじれた白い花を咲かせ、強い甘い香りを放つ常緑のつる性植物。盆栽では葉が小さく縮れた「縮緬葛(チリメンカズラ)」などの小葉のものが好まれ、紅色の新葉や冬の紅葉も楽しめる。
© Ronnie Nijboer / CC0ニレ(楡)
Ulmus parvifolia
小さな葉と細かい枝分かれが魅力の雑木盆栽。成長が早く樹形が作りやすいため初心者に最適。常緑〜半常緑で年間を通じて葉姿が楽しめる。
© Alex Abair / CC BY 4.0ノイバラ
Rosa multiflora
初夏に香りの強い白い小花を円錐状に咲かせ、秋に赤い実(偽果)を付ける日本の代表的な野バラ。世界のバラの品種改良に貢献した原種の一つで、盆栽では原種に近い野生のバラとして花と実を楽しむ。

ブルーベリー盆栽
Vaccinium corymbosum
果実を楽しめる実もの盆栽として人気上昇中。春の白い花、夏の果実、秋の紅葉と四季を通じて変化が楽しめる。酸性土壌での管理がポイント。
旭山桜
Prunus 'Asahiyama'
樹が小さいうちから淡紅色の八重の花を枝いっぱいに咲かせる里桜系の品種。大きくならない矮性で、「一才桜」の名で売られる桜盆栽の多くはこの品種。鉢植えでも毎年花を楽しみやすい。
© Dalgial / CC BY-SA 3.0一位(イチイ)
Taxus cuspidata
古来より高貴な木とされ、その名も正一位に由来。赤い実と濃緑の針葉が美しく、寒冷地でも育つ丈夫な樹種。成長が遅く、盆栽として長く楽しめる。
© Geographer ( talk ) / CC BY 3.0榎(エノキ)
Celtis sinensis
秋に小さな実を付ける落葉樹の盆栽。滑らかな灰色の幹肌と自然な樹形が魅力。小鳥が実を食べに来る風情ある樹。根張りの良さも評価ポイント。
© Jean-Jacques MILAN / CC BY-SA 3.0黄梅(オウバイ)
Jasminum nudiflorum
早春に黄色い花を枝いっぱいに咲かせる花物盆栽。枝垂れ性で懸崖仕立てが映える。花が少ない時期に鮮やかな黄色で春の訪れを告げる。丈夫で育てやすい。
© KENPEI / CC BY-SA 3.0花菖蒲(ハナショウブ)
Iris ensata
草もの盆栽の人気種。紫や白の大輪の花が水辺の風情を小鉢に凝縮する。苔とのコーディネートが美しく、初夏の季節感を演出する一鉢となる。
紀州真柏
Juniperus chinensis 'Kishu'
紀州(和歌山・三重南部)産の系統として流通する真柏(ミヤマビャクシン)。糸魚川真柏よりやや葉が太く濃い緑色になるのが特徴とされる。登録品種ではなく産地系統の名前で、今は挿し木苗が中心。
宮様楓
Acer buergerianum 'Miyasama'
台湾産のトウカエデ(タイワントウカエデ)を伏見宮家に入った木を母樹として殖やした系統とされ、「台湾カエデ」とも呼ばれる。枝葉の分かれが多く紅葉がより美しいとされ、小品や寄せ植えの盆栽に使われる。
© Dandarmkd / CC BY-SA 4.0錦木
Euonymus alatus
世界三大紅葉樹の一つに数えられる、真っ赤な紅葉が見どころのニシキギ科の落葉低木。枝にコルク質の「翼」が張り出すのも特徴で、秋には赤い仮種皮の実も付ける。一鉢でも実がなる。
© KENPEI / CC BY-SA 3.0金柑(キンカン)
Citrus japonica
小さな橙色の実が鈴なりになる姿が愛らしい柑橘盆栽。実はそのまま食べられる。比較的寒さに強く、柑橘の中では育てやすい部類。
金采
Rhododendron indicum 'Kinsai'
花弁が細い帯状に裂けた「采咲き」の紅花を咲かせる、系統不明の皐月の古花。細い小葉と秋の紅葉も見どころ。まれに普通の5弁花が混じり、その枝は花の時期に見極めて切る。
© EecherplazGinkgo06.jpg : Cayambe derivative work: Ginkgotree ( talk ) / CC BY-SA 3.0銀杏(イチョウ)
Ginkgo biloba
生きた化石と呼ばれる太古の樹木。扇形の葉と秋の鮮やかな黄葉が見事。盆栽では独特の乳根(ちちね)も観賞ポイント。強健で初心者にも育てやすい。
九重
Pinus parviflora 'Kokonoe'
瑞祥と並ぶ五葉松の八房性品種。春の新芽(ミドリ)がほとんど伸びず、芽摘みや剪定の手間が少ないまま何年も樹形が崩れにくい。葉が短く芽が細かいので、小品盆栽に向く。
盆栽のよくある質問
- 盆栽の相場はいくらくらいですか?
- ミニ盆栽は1,000〜5,000円、中品盆栽は5,000〜50,000円、銘木クラスの大品盆栽は数十万〜数百万円以上と、樹齢やサイズ・樹形で大きく異なります。
- 盆栽は初心者でも始められますか?
- もみじや真柏、五葉松の小品から始めるのがおすすめです。基本的な水やりと年1〜2回の剪定ができれば、初心者でも十分に盆栽を楽しめます。
- 盆栽の寿命はどれくらいですか?
- 適切に管理すれば数百年以上生き続けます。日本には樹齢数百年の盆栽も多数あり、世代を超えて受け継がれる芸術品としての価値があります。
- 盆栽を購入する際の注意点は?
- 根張り・幹の動き・枝のバランスを見ることが大切です。初心者は樹形が整った完成木よりも、手頃な素材木から自分で仕立てる楽しさを味わうのもおすすめです。
- 盆栽の管理で最も重要なことは?
- 毎日の水やりが最も重要です。表土が乾いたらたっぷり水を与え、夏場は朝夕2回が基本です。屋外の風通しと日当たりの良い場所で管理しましょう。