盆栽図鑑
人気の盆栽樹種の育て方・特徴・整姿のコツをまとめた品種図鑑です。
注目の盆栽
64品種を表示 / 137品種中(25–48)
© Jean-Pol GRANDMONT / CC BY 3.0桑(クワ)
Morus
養蚕で馴染み深い落葉樹。盆栽では独特の根上がりや幹の洞(ウロ)が見どころ。甘い実も楽しめる。強健で剪定にも強く、初心者でも失敗しにくい。
© Liné1 / CC BY-SA 3.0吾妻五葉
Pinus parviflora var. pentaphylla
福島市の吾妻山周辺を産地とする五葉松の呼び名で、日本三大五葉松の一つ。北方系の変種キタゴヨウにあたり、葉がやや長く葉裏の白い筋が目立つ。登録品種ではなく産地系統。
© Cliff from Arlington, Virginia, USA / CC BY 2.0光琳
Rhododendron indicum 'Korin'
「晃山」と「大盃」の交配から生まれた皐月で、紫紅色の無地の小輪花を咲かせる。花弁は肉厚の剣弁で、細い小葉は秋に紅葉する。小輪ながら伸長性があり、花付きがよく強健な人気品種。
© MPF / CC BY-SA 4.0紅紫檀(コトネアスター)
Cotoneaster horizontalis
小さな赤い実を枝一面に付ける実物盆栽。小葉で枝が細かく分岐し、盆栽向きの樹形を自然に作る。秋の紅葉と赤い実のコントラストが美しい。
© KENPEI / CC BY-SA 3.0皐月(サツキ)
Rhododendron indicum
日本の盆栽文化を代表する花物盆栽。5〜6月に多彩な花を咲かせ、品種数は数千に及ぶ。花色・花形のバリエーションが豊富で、展示会の主役。
三河黒松
Pinus thunbergii
愛知県岡崎市など三河地方で生産される黒松の呼び名。盆栽では四国黒松や玄海黒松と並ぶ地方種として知られ、葉が短く丈夫で幹肌の荒れ方もよいとされる。登録品種ではなく産地系統。
© KENPEI / CC BY-SA 3.0山もみじ
Acer amoenum var. matsumurae
日本海側の山地に多い野生のもみじで、イロハモミジより葉がやや大きく7〜9つに裂ける。丈夫で生長が早く、発芽率も高いため、多くの園芸品種の母種や台木になり、盆栽素材として定番。
© KENPEI / CC BY-SA 3.0山査子(サンザシ)
Crataegus cuneata
春に白い花が咲き、秋に赤い実がなる落葉小高木。花・実・紅葉と三拍子揃った盆栽向きの樹種。棘があるため整姿時は手袋推奨。
© Laitche / CC BY-SA 4.0山茶花
Camellia sasanqua
晩秋から冬に白〜桃色の花を咲かせるツバキ科の常緑樹。ツバキと違い花弁が一枚ずつ散り、かすかな香りがある。花の少ない晩秋〜冬の棚を彩る花もの盆栽として古くから親しまれている。
© KENPEI / CC BY-SA 3.0紫式部
Callicarpa japonica
秋に直径3mmほどの紫色の実を付ける日本各地に自生する落葉低木。実は葉が落ちた後も枝に残る。盆栽や園芸で「紫式部」として売られる株には、実が密に付く近縁のコムラサキも多い。
© Laitr Keiows / CC BY-SA 3.0常盤山櫨子(ピラカンサ)
Pyracantha coccinea
秋に鮮やかなオレンジ〜赤の実を鈴なりに付ける実物盆栽。常緑で年間を通じて楽しめる。トゲがあるが、実の美しさは実物盆栽の中でもトップクラス。
© Ray_go / CC BY-SA 3.0深山霧島
Rhododendron kiusianum
九州の霧島山や阿蘇山、九重山などの火山の高所に群生する小型のツツジ。葉が小さく枝が密に分かれ、紅紫色を中心に桃・白などの小さな花を枝先いっぱいに咲かせる。丈夫で小品盆栽向き。
© Mason Brock (Masebrock) / Public domain真弓
Euonymus hamiltonianus
秋に四角い薄紅色の実が鈴なりになり、熟すと4つに裂けて赤い種子がのぞくニシキギ科の落葉樹。紅葉も美しい。雌雄異株のため、実を確実に付けるには受粉用の雄木との交配が要る。
© Philipp Franz von Siebold and Joseph Gerhard Zuccarini / Public domain杉(スギ)
Cryptomeria japonica
日本固有の常緑針葉樹。真っ直ぐに伸びる幹と密な針葉が特徴。直幹や双幹の樹形が映え、冬に赤銅色に紅葉する品種もある。
千寿丸
Pinus thunbergii 'Senjumaru'
黒松「寿」の一枝に現れた枝変わりから生まれた八房性の黒松。芽数が多く枝作りが簡単で、葉が短く太く緑が濃い。樹形が早くできるので小品盆栽に向き、海外の愛好家にも人気がある。
© KENPEI / CC BY-SA 3.0鼠黐(ネズミモチ)
Ligustrum japonicum
小さな光沢のある葉が密に付く常緑樹。白い小花と黒紫の実も楽しめる。非常に丈夫で剪定にも強く、盆栽入門者におすすめ。根張りも良い。
© H. Zell / CC BY-SA 3.0台湾ガジュマル(チャイニーズバンヤン)
Ficus microcarpa
東南アジア原産の常緑樹。気根が幹を覆うように発達し、独特の生命力あふれる樹姿を形成。室内でも育てやすく、初心者の室内盆栽として最適。
© Ragesoss / CC BY-SA 3.0大盃
Rhododendron indicum 'Osakazuki'
「おおさかずき」と読む皐月の代表品種で、一般にサツキといえばこの品種を指すほど広く植えられる。濃い桃紫色の中輪で花付きがよく、強健で刈り込みに強い。幹肌が赤く美しい古花。
© Joi / CC BY 3.0竹(タケ・ササ)
日本庭園に欠かせない竹を小鉢に仕立てた盆栽。姫竹や鳳凰竹など小型種が適する。涼やかな葉音と細い幹の群生が清涼感を演出する。
© Daderot / CC0朝鮮シデ(チョウセンシデ)
Carpinus turczaninowii
小さな葉と細かい枝分かれが特徴の落葉樹。盆栽向きの樹形を作りやすく、秋の黄褐色の紅葉も美しい。葉が小さいため小品盆栽に適する。
長寿梅
Chaenomeles japonica 'Chojubai'
日本に自生するクサボケの矮性の園芸品種で、名前に「梅」と付くがウメではなくボケの仲間。四季咲き性で春と秋を中心に朱赤色などの一重の花を咲かせ、小品・ミニ盆栽の花ものとして人気が高い。
津山檜
Chamaecyparis obtusa 'Tsuyama'
昭和30年に岡山県津山市で見つかった八房性のヒノキ。濃い緑の鱗片葉が密に茂り、葉先が丸く扇状に広がる姿は真柏にも似る。丈夫で剪定に強く、小品盆栽に使う檜の定番品種。
© Rowan Adams / CC BY-SA 4.0蔦
Parthenocissus tricuspidata
燃えるような紅葉が見どころのブドウ科のつる性落葉樹。巻きひげの先の吸盤で壁や木に張り付いて伸びる。盆栽では常緑のキヅタではなく、冬に落葉するこの「夏蔦」が使われる。
那須五葉
Pinus parviflora
栃木県那須地域を産地とする五葉松の呼び名で、吾妻五葉・四国五葉と並ぶ日本三大五葉松の一つ。登録品種ではなく産地系統で、ミニ〜小品の五葉松として最もよく出回る名前の一つ。
盆栽のよくある質問
- 盆栽の相場はいくらくらいですか?
- ミニ盆栽は1,000〜5,000円、中品盆栽は5,000〜50,000円、銘木クラスの大品盆栽は数十万〜数百万円以上と、樹齢やサイズ・樹形で大きく異なります。
- 盆栽は初心者でも始められますか?
- もみじや真柏、五葉松の小品から始めるのがおすすめです。基本的な水やりと年1〜2回の剪定ができれば、初心者でも十分に盆栽を楽しめます。
- 盆栽の寿命はどれくらいですか?
- 適切に管理すれば数百年以上生き続けます。日本には樹齢数百年の盆栽も多数あり、世代を超えて受け継がれる芸術品としての価値があります。
- 盆栽を購入する際の注意点は?
- 根張り・幹の動き・枝のバランスを見ることが大切です。初心者は樹形が整った完成木よりも、手頃な素材木から自分で仕立てる楽しさを味わうのもおすすめです。
- 盆栽の管理で最も重要なことは?
- 毎日の水やりが最も重要です。表土が乾いたらたっぷり水を与え、夏場は朝夕2回が基本です。屋外の風通しと日当たりの良い場所で管理しましょう。